3月11日の朝、東京に入院していた主人のお父さんが危篤との知らせを受けました
主人は予定していた福島県への出張をとりやめ、二人で車で東京へ向かいました
「何とか間に合いますように!」と祈りながら、病院について「お父さん!」って
呼んだら、息苦しそうにしながらも手をあげて返事をしてくれました
子供、孫、兄弟みんながそろって見守る中、午後二時に静かに息をひきとりました
看護婦さんがお父さんをキレイにしてくれて、病室に呼んでくれたときに
突然大きな地震が起こりました!病院の6階だったのでかなり大きく揺れました
「震源地はどこだろう?みんな大丈夫かな?」とテレビを見ると、岩手や宮城が
大変なことになっていました。お父さんの死と地震とでダブルショックを受けました
翌日、荷物を取りに栃木に戻ったら、家の中はいろんな物が落っこちてちらかって
いたので、栃木もかなり大きく揺れたことがわかりました
幸い小山では大きな被害がなかったようだったので安心しました
お父さんの希望で、葬儀はなしで家族と近しい親戚だけで見送りました
少しでも医学の発展のお役に立ちたいので、亡くなったら検体に出すよう
自分で生前から申し込まれていました
昨日の12時にお迎えがきて東京大学理学部へ運ばれていきました
気持ちの良い晴天の青空で、眠っているようなきれいな顔だったので
お父さんの人生は大勝利だったんだと確信しました
地震のあとだったら交通網のマヒでみんな集まれなかったし
考えてみたら本当に不思議なことばかりです
栃木に帰って、岩手のお友達の連絡がとれ無事がわかってホッとしました
この地震で亡くなられた方のご冥福と、行方不明の方・避難されている方の
ご無事を祈っています!!!
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